【大阪29日AAP】 欧州連合(EU)との貿易協定の正式交渉が1年前から始まっているが、スコット・モリソン連邦首相は今年いっぱいまでにはヨーロッパ市場参入へのより良いビジネス環境を築けるように努めたいと述べた。
モリソン首相は、大阪で行われたG20サミット首脳会議の際にドナルド・トゥスク欧州理事会議長とジャン=クロード・ユンケル欧州委員会委員長と会見し、貿易協定について話し合った。
モリソン首相は、交渉にはまだたくさんの課題があるとしながらも「貿易協定はオーストラリアにとって非常に重要なもの。出来るだけ早くに枠組みの取り決めをしたい」と述べた。
交渉と対象になっているものの一つに、欧州連合が主張しているオーストラリア産の製品にフェタチーズやプロシュートなどの地理的表示(GI)がラベル表示されていることなどが挙げられる。