【ブリスベン30日AAP】 北朝鮮へ留学中のオーストラリア人男性が家族と連絡ができなくなっており、現地で拘束された可能性があるとしてオーストラリア当局が所在確認に当たっていることを受け、大阪でG20サミットに出席中のモリソン連邦首相は各国首脳に懸念を表した。
パース在住のアレク・シグレーさん(29)は、25日以降消息が分からなくなっており、安否が気遣われている。
モリソン首相は「各国からアレクさんの所在確認と保護のための支援と協力をもらっている」と述べた。
トランプ米大統領は、30日に朝鮮半島の軍事境界線(DMZ)を訪問予定だが、モリソン首相は「アレクさんの安全を確保するために、様々な機関の協力を得て平穏かつ効率的に対応していく必要がある」とし、この件に関してオーストラリア政府はアメリカに対して同盟を要請する意向はないとしている。