【シドニー9日AAP】 シドニーからブリスベンまで、約1000キロをカヌーで渡った退役軍人23人が、ブリスベンで歓呼で迎えられた。
第1回の「メイト4メイト・シーカヤック・アドベンチャー・チャレンジ」に挑戦した退役軍人は全員、戦争によりさまざまな障害を負っている者たちだ。
シドニーを10月19日に出航した一行は、一日約70キロを漕ぎ、21日目にブリスベンに無事到着し、9日、ブリスベンのリバーサイド・センターで、家族や友人ら100人以上の人々に出迎えられた。
アフガニスタンで爆風により両足を失った元工作兵は、「腕と肩の痛みがひどく、水膨れができ、そして、何時間も座っているのでお尻は実に不快になる」と、話した。
また、航海中は、3メートルの高さの波や30ノットの向かい風など、身体的な挑戦を仲間たちとともに助けあったという。