【キャンベラ10日AAP】 フィリピンに多大な被害をもたらした超大型台風「ハイヤン」では死者数が1万人を超えるともいわれている。外務省は、NSW州出身の50歳男性が犠牲になったことを確認したと発表した。
この男性は元牧師のケビン・リーさんとみられている。リーさんは、カトリック教会での児童性的虐待を内部告発した人物として知られていて、現在は、妻と共にフィリピンに住んでいた。
台風ハイヤンは、フィリピンのレイテ島、サマール島を中心に、最高時速315キロという風速の暴風で多大な被害が出た。
アボット政府は、40万ドル相当の救急支援を提供することを発表。今後、さらなる支援を提供するとしている。また外務省も現地の状況を常に確認しているとした。またオーストラリアの災害専門家2人が現地に派遣された。