【シドニー11日AAP】 オーストラリアでは11月11日は「戦没者追悼の日」として各地で記念式典が催される。11日、シドニーでは雨模様の中、多くの市民が集まり、赤いポピーの花を手に持ち、戦争で命を落とした人々の冥福を祈った。
元々、11月11日は第一次世界大戦が休戦となった日(1918年)。1914年7月に開戦した第一次大戦では41万6000人のオーストラリア人兵士が参加し、6万人が死亡。合計で900万人以上が犠牲になった。
この日、シドニーのマーティンプレースにある戦争慰霊碑にはおよそ400人が参列。中にはオーストラリア・クリケットチームのキャプテン、マイケル・クラーク選手などの姿がみられた。
NSW州RSLのロウ会長は、悪天候の中、多くの人々が集まったことに感動しているとし、市民が追悼の日を重んじていることの証明だと述べた。