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五輪招致目指すQLD 豪首相も支援

【ブリスベン1日AAP】  QLD州南東部は2032年夏期オリンピックの招致を目指す。モリソン連邦首相も支援する意向を示すが、開催までに課題が多いと専門家は話す。

国際オリンピック委員会の トーマス・バッハ会長は、「特に昨年ゴールドコーストで行われた英連邦大会のスタジアムなどに、非常に感銘を受けた」と述べた。モリソン連邦首相は2000年のシドニー・オリンピックを示唆し、同会長に「QLD州は常にNSW州に勝りたいものだ」と話した。

専門家らは、州南東部のオリンピック開催能力は誇張されている危険があると指摘する。グリフィス大学でスポーツイベントを専門とするミリセント・ケネリー博士は、「英連邦大会で観客1万人を収容したゴールドコーストのアクアティックセンターでさえ、オリンピックには小さすぎる」との見解を示す。

オリンピックとパラリンピックの開催費用は9憶ドルと見積もられる。これには交通機関のアップグレードは含まれていない。グリフィス大学のマシュー・バーク准教授は、「都市間高速列車など多数の交通機関を改善する必要があるが、長期的に見て生産性が高まることで費用は取り戻せる」と話す。

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