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ライトレイルの経済効果は40億ドルに

【シドニー14日AAP】   NSW州政府は、シドニーの軽便鉄道「ライトレイル」の拡張計画が、同州経済に40億ドルの効果をもたらし、1万人分の雇用を創出すると発表した。

同計画では市街地と市東部を電車で結び、サーキュラキー、セントラル駅、シドニー・クリケット・グラウンド、ランドウィック競馬場、プリンス・オブ・ウェールズ病院、NSW大学を経由する。各方面の1時間当たりの乗客輸送数は最大9000人とされ、主要イベントの開催日には臨時便も増発される予定。

ベレジクリアン州運輸相は14日の声明文の中で、「同計画の建設・運営を通じ、1万人分の雇用が創出されるうえ、現在市街地を混雑させているバスの走行数が、1時間当たり最大220台削減されるだろう」とした。全長12キロの路線により、公共交通機関の利用者らに20億ドル、ドライバーらに2億6400万ドルの利益がもたらされるだけでなく、環境面や社会面の利益も3億800万ドルに上るだろうと予測した。

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