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車内での携帯使用を全面禁止

【メルボルン15日AAP】   車を運転中に携帯電話を使用するのは非常に危険なため、運転中の使用が禁止されているが、多くの人がハンドフリーの機器を利用して、運転中も携帯電話を使っているのが実態だ。

VIC州検察官のヘザー・スプーナー氏は州運輸局に、運転中の携帯電話のいかなる使用も全面的に禁止するよう道路安全規則の改正を求めている。

検死官は、2011年1月に起きた自動車事故の例を出して、運転していた女性が携帯電話の通話に気をとられていて、後ろから迫って来たトラックに気づかなかったのだろうと述べ、その危険性を訴えた。

モナシュ大学事故分析センターのマーク・スティーブンソン教授は、これまでの分析調査によって運転中の携帯電話の使用は禁止されたが、ハンドフリーでの使用も禁止するべきだったと述べた。

最近では、運転手の携帯使用を防止するさまざまな試みが自動車メーカーによって行なわれている。

運転席の周辺に「局所的なフィールド」で電話の使用を妨害する方法が開発されているが、しかし禁止を効果的で確実なものにするためには自動化する必要がある。

運転中は、着信と発信を妨害する自動システムをいくつかの自動車会社が開発していると、同教授は述べた。

VIC州運輸局では、検死官の調査結果を評価し、携帯電話使用に関する提案を検討するという。

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