【パース15日AAP】 9年前にサメの襲撃に遭って一命を取り留めたダイバーが、先月、またサメに襲われたが、奇跡的に助かった。
アワビ取りのダイバーのグレッグ・ピカリング(55)さんは、先月、WA州南部沿岸部でホオジロザメに襲われたが、彼は、2004年にもパース北部の町セルバンテスの沖合で、サメに襲われて助かった過去がある。
サメに二度も襲われて助かったのは世界にも例がなく、ピカリングさんは初めて自らの体験をテレビの番組で語ることになった。
今回の事故でピカリングさんは、顔などに受けた傷の治療のため、10時間に及ぶ手術を受けた。
テレビのインタビューでは、サメに襲われた時のことが生々しく語られ、傷口から血が噴き出す中、息を止めながらどのようにゆっくりと海面まで上がったのか、彼のこれまで40年に及ぶ熟練のダイバー経験が伝えられるという。
「サメの攻撃が突然止まり、私から離れたので助かった。神は、私に間違いなく2度目のチャンスを与えたと思っている」と話すピカリングさん。
ピカリングさんのインタビューは、17日夜、7時30分(豪東部標準時)に、チャンネル7で放映される。