【アデレード19日AAP】 SA州にあるアデレード大学で、医学部の学生12人がiPad(アイパッド)を用いて行われた試験内容を写真撮影し、後日受験する学生らに送付していたことが明らかになった。大学側は引き続き調査を行っている。
不正行為をしたとされるのは人類繁殖コースの5回生12人。同校の医学部でiPadを用いて試験を行うのはこれが初めてだった。
バート医学部長は19日、ラジオのインタビューで、「学生の不正行為に対しては厳しく対処していく。今回の件は、将来を担う医者たちのプロ意識を問うものでもある」と述べた。また別の講師も、人類繁殖コースの試験の信頼性を損なう出来事であるだけでなく、iPadを用いた試験が禁止になってしまったと話した。