【シドニー21日AAP】 シドニー中央部で20日、ベルギー人の女性観光客が性的暴行を受けた。オーストラリアに到着してまだ3日目だった女性は多大なショックを受け、帰国を考えているという。
女性(25)は同日夜、ポッツポイントのビクトリア・ストリートの宿泊施設に向かって歩いていたところ、男に裏道に引きずり込まれ、数分間、性的暴行を受けたとされる。その後、女性は宿泊先のビル管理人に助けを求め、病院に搬送された。だがショックが大きかったため、当初は警察に話もできない状態だったという。
翌朝、女性は聞き取り調査を受けたが、背後から突然襲われたため、犯人の詳細についてほとんど分からないと答えた。女性はベルギー領事館職員らと面会し、家族とも話をした。
事件を担当するフィッツジェラルド警視は、「同地区では予想できないような恐ろしい暴行事件」だと述べた。また、監視カメラに撮影された映像を入手しており、事件の手掛かりとなると信じていると語った。