国際

豪米が機密情報の共有協定に調印

【キャンベラ21日AAP】   オーストラリアと米国の税関と国境防衛当局が21日、機密情報を共有する協定を調印した。2014年から開始する同協定の下、オーストラリアは高官2人を米国に派遣し、諜報上の協力関係を強化することになる。

モリソン移民相は同日、過去1年間の協力試用期間が、組織的犯罪の取り締まりや大規模な麻薬押収につながったと評価した。またその結果、両政府がさらに協力し、国境を越えた犯罪やテロ行為に効果的に対処する必要があることを強調した。

だが同発表の前、米国家安全保障局の業務を請け負った経験のあるエドワード・スノーデン氏が、オーストラリア政府のスパイ活動をつづった数千冊の秘密文書を漏えいさせている。その中には、インドネシアのユドヨノ大統領の電話盗聴に関する情報も含まれる。また、オーストラリアの政治家らと米国大使館員らとの過去2年間の会話内容についても、ウィキリークスにより公開されている。

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