【シドニー3日AAP】 ソーシャルネットワーク・フェイスブック上の広告で、動画配信大手ネットフリックスから数千人の顧客が契約を変更したなどと宣伝する「ムービーフリックス」について、実際はクレジットカード情報などを盗み出す詐欺行為であることが分かった。
WA州の鉱業・産業規制保護省の消費者保護担当部は3日、ムービーフリックスについて消費者に対し「クレジットカードの詳細を盗むことが目的」だとして、警戒を呼び掛けた。また、カード情報などをすでに提出してしまった場合、銀行口座を確認し、カードをキャンセルするようアドバイスしている。
WA州の動きを受け、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)のフィッシング詐欺などを専門とするスキャムウォッチ・チームもまた、ムービーフリックスについての報告が複数あったとして、注意を呼びかけている。ムービーフリックスの広告はこれまでに8,000回近くリツイートされ、11万6,000件のコメントが寄せられている。