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海洋保護区の釣り解禁は、自然破壊

【シドニー22日AAP】   解禁された海洋保護区での釣りは、絶滅危惧種の魚を殺すことになると、環境保護グループは警告している。

NSW州内の主な海洋保護区では、愛好家による釣りが禁止されていたが、今年3月に環境保護法が大幅に改正されて、解禁されていた。

環境保護グループの連合組織は、22日、この解禁がずっと続くようなら問題だとして、州政府に環境保護規制を緩和しないように求める報告書を発表した。

クリーンアップ・オーストラリアの創設者で代表のイアン・キールナン氏は、著書で「ほんの少しの保護の解除でも、私たちの独特なマリンライフを壊してしまう」と述べている。

NSW州労働党とグリーンズ(緑の党)は、政府与党が狩猟・漁師党の支持を得るために解禁措置をとったと非難している。

また、NSW州自然保護会議のペペ・クラーク氏は、釣りの解禁はしてはならなかったとし、「他州が環境保護を強化しているのに、NSW州は海洋保護を弱めているように見える」と、声明を発表した。

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