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中国の防空識別圏設定で連邦外相が懸念

【シドニー26日AAP】   中国政府が自国の防空識別圏を一方的に拡大したことについて、ビショップ外相は強い懸念を示した。

中国政府は、尖閣諸島を含む東シナ海上空に防空識別圏を拡大させた。防空識別圏は、いわば空の境界線で、許可なしに圏内に侵入した飛行機に対して、最悪の場合、国防を理由に攻撃することもある。

今回の中国の発表について日本政府は全く一方的なものであり強い抗議をしている。また、中国が示した防空識別圏は沖縄の一部にも掛かっており、現地に駐在する米軍の訓練空域も含まれるため、米国からも非難の声が上がっている。

オーストラリアでも25日、外務省が在オーストラリア大使に深い懸念を伝えた。ビショップ外相は、数週間後に訪中した際、反対の意を伝えるとした。「私の知りうる限り今回の中国の決定は一方的なものである。中国の意図を知りたい」とビショップ外相。

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