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空港で職質や搭乗拒否も 警察権力を拡大

【キャンベラ4日AAP】  連邦政府は4日、オーストラリア国内の空港で不審な人物がいた場合、警察がその人物に対し身分証明書の提示を強制できるようにするなど、警察による権力行使の幅を拡大する法案を連邦議会に提出した。同法案ではさらに、不審者に対し空港からの立ち退きを強制することも可能としたい考えだ。

 

連邦政府のダットン内務相が4日に議会に再提出した法案では、警察が空港で権力を行使した回数や、警察の判断で飛行機への搭乗が差し止められた人の人数を公表することなどが求められている。ダットン内務相は、国内の空港が世界基準に照らし最も安全な空港になると自信を示した。

 

同法案は国内主要都市の空港のほか、アリススプリングやタウンズビルといった地方空港にも適用される見通しで、警察の求めに応じなかった場合には、最大4,200ドルの罰金が科される。また、取締りの対象となるのは、保安区域や貨物の入出ポイントの撮影、手荷物用ターンテーブル周辺や公共エリアを目的もなくうろつくなどの行為が含まれるという。

 

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