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婚約者ベランダ投下犯に麻薬取引の疑い

【シドニー28日AAP】   27日に婚約者殺害の有罪判決を受けたサイモン・ギタニー被告について、NSW州警察は現在、メチルアンフェタミン密造者2人と取引関係があった疑いで調査中だといわれている。

ギタニー被告は当時の婚約者、リサ・セシリア・ハーナムさんを、同居していた高層マンションのベランダから、怒りにまかせて突き落した罪で有罪判決を受けた。複数の報道機関によると、同被告は過去にも暴力にまつわる犯罪歴がある。当時20歳だった1994年には、逮捕を免れようとして警官の耳の一部をかみちぎったこともあるという。また2003年には、肝炎に感染した血液を自らに注射し、週末の禁固刑を逃れようと計画した。

27日の裁判では、判決を読み上げるのに5時間近くを要した。その中で マッカラム裁判長は、被告が証人席で虚偽の発言を行い、殺害した婚約者を侮辱するように真実を歪曲させ、自分に有利になるようなアリバイをでっち上げたと批判。また、被告が嫉妬深く支配的な性格で、犯行当日は婚約者が自分の言うことを聞かなかったことで激怒し、助けを求める叫び声をあげながらマンションから逃げ出した婚約者を引きずり戻し、ベランダから放り投げたとした。

具体的な実刑内容については、来年2月5日に言い渡される予定。

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