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「NBNの期限厳守は困難」内部文書

【シドニー29日AAP】   全国ブロードバンドネットワーク(NBN)を2016年までに完成させるという政府による当初の期限について、厳守するのは難しいという内部情報が漏えいした。

現連合政権は、秒速25メガビットのブロードバンドサービスを2016年までに全世帯に接続すると公約を掲げている。だがフェアファックスメディア社が入手した内部文書によると、建設面や技術面で問題があり、期日には間に合わない可能性が高いという。また同文書には、2021年までの収益見通しを最大30%低減させる必要性が指摘されている。

アボット政権は、労働党が促進していたFTTP案を、より低費用で早期に完成できるとされるFTTN案に変更。だが、後者はテルストラ社の老朽化した既存の銅線網に依存するため、労働党案の秒速250~1000メガビットには及ばない。そのため収益も減る見込みから、今週の上院公聴会では、減益分も予算に組み入れる必要性が問われた。

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