【メルボルン5日AAP】 VIC州警察は5日、メルボルンCBDで物乞い行為を行い、現金約1,000ドルを所有していたとして7人を逮捕した。7人は物乞いで得た金を中国へ送金したことが分かっており、組織的な犯行とみられている。
警察によると、犯罪グループは観光ビザでオーストラリアへ入国し、ホームレスとして物乞い行為に及んでいたものの、実際には宿泊施設で寝起きしていたとみられる。VIC州警察のトラヴァグリニ警視正代理は、同グループがメルボルンの善良な人々から金銭を奪うことを目的に入国してきたとして、「われわれは寛大だが、このような行いは許さない」と話した。
トラヴァグリニ警視正代理によると、逮捕された“プロの乞食”たちは、オーストラリアドルを中国通貨に両替した際に受け取ったとみられるレシートを所有していたことが分かっており、「すでに一部が両替されており、施しとして受け取っていた金額を正しく把握するのは非常に難しい」と話した。