【シドニー29日AAP】 NSW州で数人の乳児がヒトパレコウイルス感染症と診断されたため、乳児を持つ親は衛生習慣に気をつけるようにと、警告が出された。
ヒトパレコウイルスは、通常、軽い呼吸器疾患や胃腸炎を引き起こし、感染した赤ちゃんはすぐに体の具合が悪くなるが、ほとんどは2、3日中に回復する。しかし時には、もっと激しい徴候に至ることがあり、高熱に加えて、赤い発疹、短気、下痢、肝炎または脳炎を含む他の症候がでる場合がある。
シドニーとニューカッスルの病院では、10月以来、16週目未満の赤ちゃん20人の入院が報告されている。
ヒトパレコウイルスは、通常、感染者から呼吸や唾液、糞便などの接触を通して、人から人に伝染する。予防法としては、トイレの後や、食事の前、鼻をかんだ後、おむつを替えた後には、必ず石鹸を使って手洗いをすることが勧められている。