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NSWインターシティー新車両 懸念の声も

【シドニー5日AAP】  年内に新たに導入されるシドニーとセントラル・コーストやブルーマウンテンズをつなぐインターシティー路線の車両について、乗員による監視がCCTVカメラのみとなるため、乗客が電車とプラットフォームの間に転落するなどした場合、速やかに救助活動が行えず危険だと指摘する声が上がっている。

 

訴えているのは、メルボルンで列車事故に巻き込まれ腕や足を失ったマーティン・スチュワートさん。生まれつき盲目のスチュワートさんは、列車とプラットフォームの隙間に転落し、そのまま200メートル引きずられ重傷を負った。「政府が訴えに耳を傾ければ、同様の事故は防げる」と話した。NSW州の列車・トラム・バス労働組合(RTBU)も問題点を改善するよう、州政府に働きかけている。

 

一方、NSW州トレインリンクの広報担当者は、監視員は従来のように、車両から半身を乗り出して確認を行う代わりに、CCTVを利用すると説明。「CCTVカメラは、悪天候やカーブしたプラットフォームにも対応しており、車両全体を鮮明な映像で確認することが可能だ」と説明した。

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