【キャンベラ6日AAP】 アボリジニやトレス海峡諸島民の文化や功績を称えるナイドック(NAIDOC)ウィークが7日から国内で開催され、アボリジニ俳優のデビッド・ガルピリ氏に今年の生涯功労賞が贈られた。
NAIDOC (National Aborigines and Islanders Day Observance Committee)は先住民の文化や芸術などの認知向上を推進している委員会で、ジョン・ポール・ヤンケ共同委員長は、NAIDOCの受賞は先住民の功績を紹介する貴重な機会だとした。
同委員長は「受賞は先住民の過去、現在、そして未来を祝うもので、個人の揺るぎない決心と努力が我々のコミュニティーを豊かにしてきたかを称賛するもの」と述べた。
受賞を受けたガルピリ氏は、俳優として50年活動しており、「美しき冒険旅行」「ザ・ラスト・ウェーブ」「クロコダイル・ダンディー」「ザ・トラッカー」「裸足の1500マイル」などの映画に出演している。