【メルボルン7日AAP】 VIC州南西部にある、Budj Bimカルチュラル・ランドスケープが、先住民文化の保護として初めてユネスコの世界遺産に認定された。同地はエジプトのピラミッドやアテネのアクロポリス、英国のストーンヘンジより長い歴史を持つ。
Budj Bimは6日、先住民らによる10年がかりのキャンペーンの末に世界遺産に登録された。およそ6,600年前に住民らによってつくられ、世界最古の淡水系水産養殖システムの一つとされる。先住民が建てた常設家屋として国内に唯一残る、およそ300軒の石でできた小屋を特徴とする。長老のデニス・ロベットさんは、「Budj Bimを数千年守ってきたグンジュマラの人々にとって特別な日だ」と声明を発表した。
国内で他に世界遺産に登録されているのは、グレート・バリア・リーフ、カカドゥ国立公園、シドニーのオペラハウスなど。