【メルボルン4日AAP】 メルボルン動物園で3日、生後11か月の小ゾウ「サヌーク」が、お気に入りのタイヤで遊んでいる最中に頭部をはさまれ死亡した。
ケビン・タナー園長の話によると、同日夜に撮影された防犯カメラの映像から、吊り下げられたタイヤでサヌークが遊んでいた最中に、普段とは異なる方法でタイヤを動かしたため、頭部がはさまってしまったという。その圧力で首が締め付けられ、呼吸ができなくなった。暫定的な検視結果でも、同様の死因が確認された。
同園の発表によると、タイヤはゾウの成長を豊かにすると認められている器具で、世界各地の動物園で一般的に使用されているという。その使用による死亡事故はこれまで例がないとされる。
サヌークは来年1月に1歳の誕生日を迎えるはずだった。メルボルン動物園で誕生した3頭のゾウの中でも最年少だった。