【メルボルン5日AAP】 VIC州警察の交通課が発行した交通違反チケットのうち、338件が発行資格のない警官らによって発行されたことが分かった。これを受けて州警察は、違反取り消し処分を実施することを決定した。
州警察による内部監査の結果、道路安全法上の交通違反に対し、違反チケットを発行する資格のない保安職警官(PSO)らがチケットを発行していたことが明らかとなった。また、保安職警官には酒類統制改革法上の一部の違反行為に対しても発行資格がないにもかかわらず、実際には7件で発行されていた。
クリス・オニール副総監によると、この間違いは法解釈のミスが原因だったという。保安職警官は研修時に、違反チケットの発行資格があると教えられたが、改正法の下、実際には無資格であることが判明。しかし現在は正しく研修が行われており、同警官らには過失がなかったことを強調した。また取り消し件数は違反チケット全体の2%に過ぎなかったと述べた。