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カンタスが最大の減益、千人の解雇決定

【パース5日AAP】   カンタス航空は5日、創業以来最大の3億ドルという損益額を発表した。これを受けてアラン・ジョイス社長は、最低1000人の社員を解雇する予定だと述べた。

同社長は、今後3年間で20億ドルを節約する目標を掲げ、損益率の高い国際線事業の抜本的改革をはじめ、全分野で例外なく、徹底的な事業見直しを行うと述べた。それには収益率の高いマイレージプログラムなども含まれるとした。ただ国内線事業は順調であるため、見直しの対象にはならないとした。

同社が7月1日から12月31日までの6か月間で、2.5億から3億円の損失を発表したことを受け、5日正午12時35分現在、株式市場では同社株が14.5%減の1.06ドルまで下落した。

同社長は減益の一因として、国内線事業での競合会社であるヴァージン・オーストラリア航空との競争を挙げた。市場占有率65%を維持するために取った、収容乗客数の拡大戦略が損益に影響したと述べた。それに反し、11月は乗客数と販売高の両方が減少したという。

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