【キャンベラ6日AAP】 南アフリカ共和国の元大統領で5日、95歳で死去した人権運動指導者ネルソン・マンデラ氏について「偉大な人物を失った」として6日、オーストラリアの政界からも、その死を悼む声が寄せられている。
アボット首相は「(マンデラ氏の)包容力に刺激をうけた」として、「偉大なるモラル・リーダーだった」と述べた。また、元首相のマルコム・フレーザー氏は「偉大な人物の一人ではなく、唯一無二の偉大なる人物」と述べた。さらに、マンデラ氏が南アフリカ共和国初の黒人大統領となった際、その就任式に出席した同じく元首相のボブ・ホーク氏は、人類愛の理想を体現した人物だったとして哀悼の意を表した。
このほかにも、ビル・ショーテン野党党首、ケビン・ラッド前首相、ジュリア・ギラード元首相らが、コメントやツイッター上でマンデラ氏の死を悼むとともに、氏の偉業にたいして敬意を表している。