ビジネス

RBA総裁、豪ドル=米85セント希望

【シドニー13日AAP】   オーストラリア準備銀行(RBA)のグレン・スチーブンス総裁は、国内経済の刺激策として、低金利の状態で豪ドルの価値が下がるのが望ましいと述べた。

同総裁は13日のジ・オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙のインタビューの中で、国内経済の貿易・輸出分野の活性化を促進するため、1豪ドルあたりの価値が米85セント近くに下落するのが望ましいとした。また、12日は交易条件の低下が原因で、豪ドルが前日の米91ドル31セントから90セント31ドルに下がったが、総裁はこの下落傾向が継続すればと語った。

一方、ホールデンが2017年までに国内の自動車生産を中止すると発表したことについて、総裁は国内自動車産業は為替レートだけでなく、それ以上の様々な課題に直面することになるだろうと予測した。だが、製造業はオーストラリアにとっての未来だとも付け加えた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら