【シドニー14日AAP】 NSW州のクラブで、酔った男性に酒を提供し続けた後、男性が車を運転し電柱と衝突事故を起こし死亡したことを受けて、同州の独立酒類および賭博管理局(ILGA)はクラブに対して「スリー・ストライク」処罰の「ワン・ストライク」を警告した。
「スリー・ストライク」を受けた場合には、業界での営業が今後不可能となる。
ILGAによると、シドニー北西部にあるワイスマンズ・フェリーのクラブで飲んでいた男性は、アルコールのサービスを断られたが店から立ち去ることを拒否していたという。そのため男性を退去させるために、スタッフが持ち帰り用のビールを提供したが、男性はクラブ内でそれを飲み、その後別のスタッフが営業時間外にまた持ち帰り用のビールを提供していた。
間もなくして男性はクラブを出たが、運転していた車が電柱に激突し即死したという。
同管理局の法令遵守運用部門のショーン・グッドチャイルド部長は「すでに泥酔している男性にさらに酒を提供し続けていたのは非常に無責任な行為」だとしている。
「ワン・ストライク」は今月9日から2年間適用される。