ビジネス

シドニーを国内の映画都市に

【シドニー15日AAP】   米国の特殊映像制作会社のインダストリアル・ライト&マジック(ILM)が、シドニーに制作所を構えることが決定した。映画「スター・ウォーズ」のストームトルーパーやリモコン式R2-D2も発表に立ち会った。

ILMは映画「スター・ウォーズ」「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」「ジ・アドベンチャーズ」の特殊映像などを手掛けた。オーストラリア国内で500以上の雇用を創出する見通し。 “ジェダイ・アカデミー・トレーニング・プログラム”を通し、シドニーの新スタジオで撮影後編集作業を伝授する。「スター・ウォーズ」次作品の編集に備え、直ちに採用を開始する。

NSW州のベレジクリアン首相は、「シドニーが国内の映画都市になる」と意気込んだ。ILMをシドニーに呼び込むため、連邦政府のリベート30%に加えて州政府も10%を確約している。

ILMのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを務めるロブ・ブリドウ氏は、「報奨金が決め手となったが、オーストラリア育ちのアーティストも多い。彼らは自国で同じ仕事を希望している」と語った。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら