【メルボルン16日AAP】 最新の財務調査によると、業績のより良い企業に転職しない労働者が賃金の伸び率停滞を後押ししているという。
連邦財務省のミーガン・キン副書記官は16日、メルボルンで行われたオーストラリア経済社会の年次会議で、「頻繁な転職と賃金の伸び率に深い関係がある。業績の伸び悩む企業に留まることは、全体の賃上げに影響する」と述べた。
これに対し野党労働党のジェイソン・クレア議員は、「賃金の伸び率を労働者の責任とするのはおかしい。賃金を予算管理するのは企業だ」「住宅ローンの返済に追いつかない人は過去10年で最も多い」と述べ、調査結果を批判した。