【メルボルン26日AAP】 内戦が勃発寸前のスーダン南部で、国連平和維持軍の活動を支援するため、オーストラリア軍が軍用機2機を提供することになった。
トラス首相代理は26日、国連による軍用機提供の要請を承諾したと発表した。2週間の任務に、C-17A型「グローブマスター」機とC-130型「ハーキュリーズ」機が起用され、兵士や市民らの移動に使用される予定。
混乱状態にあるスーダンでは現在、4万5000人もの国民が危険で不安な生活を強いられている。トラス首相代理は同国に滞在しているオーストラリア国民に対し、民間機の運航が利用可能なうちに、即刻出国するよう要請した。一方、国連の平和維持活動が比較的短期間で完了すると予想しており、軍用機の乗員以外の人員の配備については否定した。