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Xマスの火事、非番の消防士が児童救出

【ブリスベン26日AAP】   クリスマスの25日にブリスベンで発生した住宅火災事故で、非番の消防士がトマホークと大ハンマーを用い、子ども2人を無事救助した。

消防士のマーク・ダットンさんは同日午後、勤務後に自宅まで車を運転したところ、オックスリー付近で、住宅が炎に包まれているのを発見。ベテラン消防士のダットンさんは、2階の浴室から子どもらの叫び声が聞こえたため、救出しようとはしごを使用した。そして子供らに対し、「君たちがそこにいるのは分かっているから、ドアを閉めてその場にいなさい。これから助けに行くからね」と話しかけたという。

だが、防犯用の柵を通り抜けることができなかったため、近くにいた人に対し、窓を壊すために使える物を納屋から取ってくるよう指示。最初に手渡されたのはトマホークだったが、たたいても跳ね返されるだけで壊すことができなかった。だがその最中に、別の消防士らが大ハンマーを持って駆けつけ、ダットンさんは見事、窓をたたき割ることができた。

浴室から8歳の男児が救出された。15歳の少女は自力で外に逃げ出た。また2人の母親だと思われる女性の遺体が1階で発見された。一方、父親は海外にいるため、警察が現在、連絡を取ろうとしている。出火原因はいまだ不明だ。

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