【メルボルン17日AAP】 VIC州政府は、クラッディングと呼ばれる危険な外装材の撤去に6億ドルを拠出する方針を明らかにした。危険性の高い建物500軒が対象だが、連邦政府は費用の一部負担をしないとしている。
連邦政府のフライデンバーグ財務相は「州政府に代わって請求書を支払うことはしない」と述べ、負担金の拠出を拒否した。一方、アンドリュースVIC州首相は、不足分を総工費80万ドル以上となるビルに課す賦課金を引き上げる可能性を示唆している。
一方、VIC州野党自由党のスミス影の計画相は、クラッディング問題の規模を考えると6億ドルは不十分との見方を示した。また、連邦政府は建設業界の規制において一定の役割は担うべきだが、州政府に財政援助を行うのは連邦政府の仕事ではないと述べた。