【シドニー18日AAP】 NSW州警察のガス・ヴィエラ刑事部主任警部は18日、同州検死法廷で、音楽フェスで公共の安全が脅かされる恐れがある場合、警察が早い段階でフェスを中止できるようにすべきとの考えを明らかにしたことが分かった。
ヴィエラ主任警部は、薬物の過剰摂取による犠牲者の出た音楽フェスの検死法廷で発言し、イベントの開催時間を12時間など“マラソンイベント”とすることで、若者たちが過度に興奮し、薬物の過剰摂取につながると指摘。最長で一日に8時間以内とすべきとの考えを示した。
ヴィエラ主任警部は、2017年12月に男性が死亡した10時間にわたるダンスパーティーのイベントで警察部長を務めていた。法廷では「警察や見回りの救急隊員たちが、薬物トラブルに巻き込まれ、意識を失った人などを発見することは不可能」と述べた。