【シドニー30日AAP】 NSW州警察は大みそかの31日、街に繰り出す大勢の人たちに対応するため、州全体で3000人の警官を臨時増員する。そのうち2500人は、観光客らで混雑するシドニー地区に配備される予定。
マーク・マードック州警視副総監は30日、大みそかに一般職務の警官、公共交通関連の警官、海上警官、騎馬警官を増員し、特に歩行で巡回する警官を多数配備すると発表した。また、ギャラハー州警察相は、「人々の夜を台無しにするために警察が動員されるわけではない」としつつも、州民らに対し「年明け早々、留置場や泥酔者救護所などで目を覚ますことのないように」と注意を促した。
オーストラリア医師会(AMA)のハンブルトン会長は、年末年始にかけて、飲酒による死亡者や負傷者などの人数が急増することに、医療従事者らは挫折感を抱いていると述べた。また、特に若者らに対し、羽目を外し過ぎることのリスクを知るよう警告した。
花火の見物客らで毎年にぎわうシドニー湾周辺では、多数の道路が閉鎖されるため、同湾付近に出向く場合は公共交通機関を利用するよう勧告が出ている。