【シドニー30日AAP】 シドニーの大みそかの花火を最前列から見ようと、人気の見物スポットには毎年、当日の午前5時から見物客らが集まり始める。
「シドニー・ニューイヤーズイブ」のプロデューサー、アノイリン・コフィー氏によると、花火見物のための場所取りに午前5~6時に到着する人たちが結構いるという。花火開始までの20時間近くをキャンプ用チェアなどに座り待つようだ。次に場所取りに来る人たちが多い時間は、午前8時くらいだという。同氏によると、毎年同じグループが早朝からやってくることが多く、イベント関係者や警備員らとも顔見知りになるという。
一番の人気スポットはオペラハウスとドーズポイントのようだが、ブラッドフィールド・パーク、ブルーズポイント・リザーブ、オブザバトリーヒル・パークなども早朝から人々がやってくる。
陸上からではなく、海上から花火を楽しみたいとする人たちも多数いる。同氏の話では、シドニー湾には午前10時ごろから船舶が集まりだし、場所取り合戦が始まるという。これまで毎年、大みそかの夜、同湾には2000~8000隻の船舶が集まっている。
主催者側では150万人の見物客が集まるとみており、CBD以外の見物スポットを探すよう呼びかけている。