【パース31日AAP】 パース動物園の人気者、メスのスマトラオランウータンが、大みそかの31日に61歳の誕生日を迎えた。同種のオランウータンとしては世界でも有数の長寿だとされる「プアン」だが、パース動物園で暮らす1200頭以上の動物の中でも2番目に高齢だという。
飼育員のサム・カーソン氏によると、「プアン」という名前はインドネシア語で「貴婦人」を意味する。プアンは誕生日の当日、ナッツ類や種、ドライフルーツの入った誕生日プレゼントの箱を開けるのに忙しかった。
同園では、計12頭のスマトラオランウータンがコロニーを形成しているが、プアンはその女家長を務める。また、同園では1970年以来、計29頭をこれまで繁殖させており、スマトラの野生環境でのオランウータンの保護プロジェクトも支援している。
同園の最年長の動物は、クビカシゲガメ(別名:オーストラリアヌマガメモドキ)。「C12」と称される同カメはオスで、プアンより10歳ほど年長だと思われる。