【キャンベラ20日AAP】 緑の党(グリーンズ)のナターレ党首は20日、アデレードで開かれた年次総会に出席し、国として“気候の緊急事態”を宣言すべきとの考えを示した。また、連邦政府は“危険で狂気的な”米国のトランプ大統領に縛られず、独自の非同盟外交政策を案出すべきと訴えた。
グリーンズの気候変動問題のバント広報担当は、年末までに議会が“気候の緊急事態”を宣言するよう、動議を発動したい考えを示した。同広報担当はまた、英国、フランス、カナダ、および国内の首都特別地域(ACT)がすでに宣言をしていると指摘。「年末までに、全会一致で宣言を行う可能性は十分ある」と述べた。
さらに、SA州グリーンズのハンソンーヤング議員は同党が来週、マレーダーリングの水管理計画について調査を行う王立委員会を発足させる方向で、議論を進めたい考えを明らかにした。同議員は「問題は先延ばしされ、税金は使われ、何百万匹の魚が死んだ上、農家は苦しんでいる」と述べ、早期の状況改善が必要との見方を示した。