国際

捕鯨 「対策を早急に」SSが訴え

【メルボルン6日AAP】   例年どおり日本は南極海での捕鯨活動を開始した。環境保護団体「シーシェパード」(SS)は、連邦政府に対して早急に対策を講じるよう訴えている。

SSは、今年も日本の捕鯨活動を阻止するため3隻の船を出動させ、南極海で捕鯨船の動きを見守っている。これまでにSSは、死んでいるミンククジラ3頭を捕鯨船・日新丸のデッキ上で確認し、4頭目が船上で切り刻まれていたという。ミンククジラは保護種に指定されている。

SSオーストラリアのブラウン代表は、同団体はクジラ保護のために平和的に、しかし容赦なく捕鯨阻止活動を行うと述べた。また、連邦政府に対しては税関船を出動させ監視するよう訴えた。

昨年6月、オーストラリア政府はニュージーランド政府とともに、日本の捕鯨活動について、その違法性を国際司法裁判所に訴えた。判決はまだ出ていない。

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