【パース6日AAP】 8カ月前に姿を消したボートが、7000キロ離れた場所で発見された。ボートはひっくり返っているが大きな損傷などはみられないという。
WA州パース在住のスティーブン・ナイトさんは昨年5月、自身が所有する全長8メートルのレジャー用ボートに乗っていた際、WA州北西部エクスマウス沖で高波に遭い海に投げ出された。ナイトさんと友人は近くの島まで泳ぎ救助を待った。
2人は無事救助されたが、その後、4日間かけて空からボートの捜索を行ったが発見には至らず「紛失」扱いとなり、ナイトさんは20万ドルの保険金を受け取った。
しかし6日、キャンベラにある救助手配センターからナイトさんに連絡があり、アフリカ大陸南東部に浮かぶ島国、マダカスカルとモザンビークの間の海峡にある岩場でボートが発見されたとフランス当局から報告があったと伝えた。距離にして4000海里、7000キロの旅をしたことになる。
ナイトさんは、ボートをパースに持って帰ってくるつもりはないと話し、もし現地で誰かが船を処分して儲けることができるのならそれでいいと話した。