【シドニー7日AAP】 母乳を与えていたためにレストランを出ざるを得なかった母親が、支援者およそ10人と共にシドニー市内ザ・ロックスで抗議の「授乳」をした。
メンバーの1人、ラリーサ・ベークウェルさんは、実母と18カ月の娘と日本食レストラン「サケ」で昼食を食べた際、娘に母乳を与えていたが、レストランのスタッフから「他の客からクレームがきているからトイレで授乳してほしい」と言われた。ベークウェルさんはこれを断り、支払いを済ませてレストランを後にした。
ベークウェルさんは、18カ月間母乳を与えてきてこんな屈辱を受けたことはないと述べた。しかしレストランの親会社はベークウェルさんに対して丁重に謝罪し、今後は同じことが起きないようスタッフへの指導を徹底すると話したという。
オーストラリア母乳推進協会では、公共の場で母乳を与える権利は保たれるべきであると主張。「嫌なら見るな」と述べた。