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医療制度の包括的見直しを 豪医師会

【キャンベラ24日AAP】  オーストラリア医師会のトニー・バートン会長は、国内の医療制度が多くの問題を抱えているとして、解決のための見取り図を政府が早急に作るべきとの見解を示したことが分かった。特に、解決策を講じるために十分な予算を割り当てるべきだとしている。

 

バートン会長は現在の医療制度について「資金不足、リソース不足、不平等、非効率、無駄、アクセス困難」などが問題だと指摘。「政府には、タスクフォースによる長年の見直し調査からの結果報告がある」とした上で、今後3年間は対策を講じていく段階との見方を示した。

 

さらに、バートン会長は国内人口の増加と高齢化が進むにつれて、病気の種類は多様化し慢性化したり、より複雑になってくると指摘。「これらすべては絡み合っていて、どれか一つを直し、その他すべては放っておくということは出来ない」と述べ、イノベーション、賢明な思考、十分な予算などの包括的なビジョンが必要だと説明した。

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