【シドニー26日AAP】 米マーベル・コミックのヒーローコミック、「マイティ・ソー」の映画次回作となる「マイティ・ソー:ラブ・サンダー」が、シドニーで撮影されることが正式に発表された。新作の主演はオーストラリア出身俳優クリス・ヘムズワースで、第二作「マイティ・ソー:ダーク・ワールド」に出演したナタリー・ポートマンが復帰することが明らかになった。
ヘムズワースは26日、連邦政府のフレッチャー芸術相とNSW州のハーウィン芸術相とともに、シドニー・ムーアパークのフォックス・スタジオで会見し、次回作を同スタジオで撮影することを発表した。ヘムズワースは、前作「マイティ・ソー:バトルロイヤル」がオーストラリアで大ヒットしたことから、新作は母国で撮影したいとの思いが強くなったとしている。
また、フレッチャー芸術相は、マイティ・ソーの撮影で2,500人の雇用創出が期待できるとしており、地元経済に1億7,800万ドルの恩恵がもたらされると予想している。連邦政府とNSW州政府は、同作に計2,410万ドルの補助金を拠出する。NSW州は先に、同じくマーベル・コミックの新作「シャン・チー」の撮影場所となることを発表している。