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ゴミ分別続けて VIC州当局が住民に訴え

【メルボルン27日AAP】  VIC州の廃棄物管理協会(VWMA)は、州内の廃棄物リサイクル企業が運営上の問題を理由に閉鎖を決めたことを受け、住民に対し処理場は閉鎖しても家庭におけるゴミの分別は、引き続き行って欲しいと呼び掛けている。

 

VIC州廃棄物リサイクル企業のSKMリサイクリングは26日、複数回にわたりゴミの管理不足が原因とみられる火災を起こしたことを受け、処理場を閉鎖すると発表した。これを受け、メルボルンでは30以上のカウンシルでリサイクリング業務が滞ることとなり、廃棄物が埋め立て地へ運ばれるとの見方が強まっている。ただ、VIC州のダンブロシオ・エネルギー相は「住民への影響は最小限にとどめる」としている。

 

また、VWMAのスミス広報担当は、国民一人当たり年間2.7トンのゴミを出しているとして、世界的な水準に照らしても非常に多いとして、持続可能な範囲とは言えないと説明。リサイクリングはすべての人が責任を負うべきことだとして、一時的な業務の処理場の閉鎖や業務の停滞を理由に「正しい行いをやめるべきではない」と訴えた。

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