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NSW都市間長距離電車 運行は来年に

【シドニー29日AAP】   NSW州政府が韓国に発注した都市間長距離電車の搬入が遅れ、運行開始も2020年までずれこむ見通しだ。

州政府は電車55両と客車554両を発注した。イラワラ地方、ニューカッスル、セントラルコースト、ブルーマウンテンズを結ぶ。当初は2019年3月搬入開始を予定していた。同州のコンスタンス交通相は29日、最初の列車は今年末まで搬入されないと明らかにした。

列車・トラム・バス労働組合(RTBU)は、乗客が電車に乗り込む際に車掌が適切に監視できないとして、デザインの不具合を指摘。安全性に関する不安が取り除かれるまで搬入を遅らせる考えだ。

総費用24憶3,000万ドルの新たなインターシティ車両は、40年運行したV車両に代わる。2016年にエンジニアリング会社のUGLリミテッドとオーストラリア三菱電機、韓国のヒュンダイロテムから成る合弁企業によって、新電車の建設とメンテナンスに関する契約が交わされた。メンテナンスはセントラルコーストの新施設で行われる。

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