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ボクサーが反暴力訴え広告を自費制作

【キャンベラ19日AAP】   元世界チャンピオンのボクサーが、最近社会問題となっている飲酒絡みの暴力に反対するため自費で制作した広告に関して、野党は連邦政府に対してこの広告をテレビでオンエアするよう予算を提供すべきだとした。

元世界チャンピオンのダニー・グリーンさんが制作した30秒の広告では、誤ってビールをかけてしまった男性が、ビールをかけられた男性に後ろから殴られそうになった時、グリーンさんの手が男性の拳を止め、「たった一度のパンチで人を殺してしまうこともある。相手も貴方の人生も変えてしまう」と言う。

ここ数年、飲酒絡みの暴力事件で無実の市民が被害に遭うケースが多発している中、昨年の大晦日にシドニー市内で被害に遭ったダニエル・クリスティーさん(18)が死亡したことを受けて、グリーンさんの広告がソーシャルメディアで反響を呼んでいる。

野党のショーテン党首は、この広告をテレビで放送するために連邦政府に対して予算を捻出するよう要請したとした上で、グリーンさんは若者にとってポジティブなイメージがあり、多くの人々に知ってもらうことが大事と述べた。

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