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NSW政府 飲酒暴力の改正法案を提出

【シドニー21日AAP】   繁華街などで無実の市民が泥酔状態の人から攻撃を受けるケースが多発し深刻な問題となっている中、NSW州首相は、このケースに関する現行の法律をより強化する法案を発表した。

改正法案では、泥酔または薬物摂取の状態で人を攻撃し被害者が死亡した場合、最低懲役8年になった。さらに、シドニー市内の指定された地域の酒場では、午前1時半で客の入場が禁止、3時がラストオーダーとなる。

オファレル首相は、「改正された法案が厳しい内容であるが後悔していない。泥酔状態でけんかを始めるなんてもってのほかだ」と述べた。首相は、昨年の大みそかに暴行され死亡したダニエル・クリスティーさんの遺族と、改正法案発表の前日に話をしたという。

飲酒暴行で死亡したトーマス・ケリーさん(18)の遺族は、法が改正されることでトーマスさんの死は無駄ではなかったと述べた。

一方、ナイトクラブの経営者らはこの改正法案に反対している。キングスクロスでクラブを経営するジョン・イブラヒムさんはツイッターに、「改正法案は若者の飲酒文化を改善するものではない。わずかに存在する馬鹿な奴らのために多くの人々が痛い目に遭う」とコメントした。

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