【シドニー30日AAP】 シドニーCBDで建設中のライトレールの試運転が行われるなか、トラムと歩行者、自転車や乗用車とのニアミスが確認されている。シドニーのトラムネットワークが閉鎖されてから58年になる。
29日夜、トラムの初試運転がサーキュラーキーで行われた。今後は夜間、サーキュラーキーとタウン・ホール間のジョージ・ストリートで試運転を行った後、数週間以内に昼間の試運転を開始する。
NSW州のコンスタンス交通相は30日、「携帯電話の使用を控え、歩行や道路横断の際には注意する必要がある」と警告した。州警察のマイケル・コーボイ副総監も、「携帯電話やイヤホンの使用はトラム周辺で命取りになる」と警告した。
年末までに、サーキュラーキーからランドウィックにかけてトラムの運行を開始する。キングスフォード線も来年初頭に開始予定だ。当初16憶ドルと見積もられた総費用は、すでに27憶ドルに膨れ上がっている。