【シドニー23日AAP】 NSW州政府は今年中に、すべての鉄道駅、フェリー乗り場、バスで電子チケット「オパールカード」が利用可能になると発表した。
オパールカードは自動車のイー・タグと支払い方法が似ており、利用運賃が銀行口座から自動引き落としされるシステム。乗車駅と下車駅で同カードをリーダーにかざすと、乗車距離分の運賃が引き落とされる。
現在利用できるのは17駅のみ。だが今月31日から、ストラスフィールドからセントラルコーストにわたる地域の55駅でも同カードが使えるようになる。
これについてベレジクリアン運輸相は23日、予定より早く利用可能な駅が拡大されているとし、今年中に全公共交通機関に拡大できる明るい兆しだと評価した。
同カードの利用の特典として、交通機関の種類にかかわらず、1週間以内に8回分の運賃を支払えば、その週内の残りの運賃が無料になる。